冬休みの自由研究にどうですか?その3(ラストです)

札幌市の冬休みも後わずかになってきましたね。

宿題や自由研究は終わりましたか?

 

さてさて、流雪溝と安春川の水の関係が何となく見えてきましたか?

 

1枚目の写真は、流雪溝を、開いた様子です。ここに雪を投入します。落下防止のために格子がついています。

 

では、流雪溝に投入した雪が、どのようにして川へ流れていくのでしょうか。

 

流雪溝には、創成川水再生プラザから下水の処理水が送水されています。その水と共に、流雪溝に投入された雪が安春川へと流れていく仕組みになっているのです。下水処理水は14度ほどあり、雪をとかしながら流れていくそうです。

 

流雪溝を開くときには、2枚目の写真のように、除雪作業中であることを知らせる看板のようなものを立てます。三角コーンを置いているところもあります。スノーダンプや、大きめのソリなどを使って、ここまで雪を運んできます。

流水溝までちょっと遠い家の人は、運ぶのが少し大変そうでした。

現在、安春川に流入する流雪溝が設置されているのは、
新琴似の4番通りの商店街(樽川篠路線)※写真3枚目
安春川沿いの道路
地下鉄麻生駅近辺の幹線道路(西5丁目樽川通りなど)
新琴似6番通り
です。

地域住民による、除排雪への参加を促し、地域の冬期間の安全性を確保するために、下水処理水が、有効に利用されているようです。


まとめます!
疑問
冬の安春川の水はどこから流れてくるの?
結論
創成川水再生プラザの下水処理水が流雪溝を通り、地域住民が除雪した雪を運んで、安春川の中流域から流されている。


最後まで読んでくれてありがとう!

****参考資料****

札幌市のホームページ:水道局のページより

雪対策事業 https://www.city.sapporo.jp/gesui/01yakuwari/03_genkyo07.html 内

「雪対策下水道事業パンフレット」流雪溝について https://www.city.sapporo.jp/gesui/01yakuwari/documents/yuki_shisetsu1.pdf