安春川はどこから始まっているのかな?どこに流れて行っているのかな?
安春川をたどってみよう。
>>安春川はここから始まる
札幌北郵便局にほど近い、学園都市線の高架下(こうかした)に安春川の源流がある。源流と言っても、安春川には自然の水源がない。そのため、麻生(あさぶ)にあるの創成川水再生プラザから高度処理水(こうどしょりすい)が導水(どうすい)されている。ここから、安春川ははじまる。
>>ブロンズ像が
安春公園の近くに道路をはさんで、ブロンズ像が2体立っています。写真の像の題名は「ささふね」。岡山出身の彫刻家(ちょうこくか)三木勝氏の作品。川でおねえさんと弟が一緒に笹舟(ささぶね)を流している様子をあらわしています。もう一体はどんな像なんでしょうね。見に行ってみてはどうですか? もう一枚の写真は、ブロンズ像付近の川の様子です。上流の方はあまり生き物はみられませんでした。
>>時計塔
時計塔は平成4年に完成。光陽中学校の美術部が市の依頼を受けデザインしたもの。 テーマは「近未来」。下からうねるようにのぼる白いベルトは、空気の流れや、川のせせらぎをあらわしている。水のみ場もそのテーマに沿って作られたのかな?
>>壁画
新琴似5条8丁目付近には壁画がある。壁画には、昔話がえがかれているものと、屯田兵の開拓の様子を季節ごとにあらわしているものがある。安春川が水害や雪解け水に悩まされてつくった排水溝であったため、開拓時代の様子を壁画にあらわしたのだそうだ。
春~クワをもち開墾
夏~畑が碁盤の目に
秋~冬支度のために薪割り
冬~兵屋の除雪
>>マガモとの出会い
安春川を歩いていると、マガモに出会う。初夏には、ひなを連れて川を泳いでいる。その様子はとってもかわいい。草むらを寝床にしていることがあるので気をつけて。マガモは本来渡り鳥なので夏は北の国へ行くはずなのだが、渡らずにここに残るマガモがこうやってヒナと一緒にいるようです。マガモの会の方がよくえさをあげている。
>>魚の姿が多くなってきた
安春川には、流れのゆるやかなところがつくられている。そこには、たくさんの魚のすがたを見ることができる。 その多くは、モツゴという魚。見た限りではフナも見られるようだ。ドジョウやアメリカザリガニもよくとれる。この辺は浅いし、生きものを探すのにもってこいの場所ですね。
>>下水課から河川課へ
安春川は、場所によって管理(かんり)をしているところがちがいます。滝のある上流は、市の下水課が管理しているそうです。光陽小のあたりからは、市の河川課が管理しているそうです。上流は、下水の処理水を流す関係で下水課の管理なのでしょうね。
>>親水の場から河川へ
カーブしていくと、やっとここで安春川の立派な表示が。よく見る表示だが、上流の方にはこの表示はない。「ゴミや雪をすてないで」の看板には、河川課とかいていあり、河川課が管理していることがはっきりわかる。生き物探しもできるような感じではなくなりました。
>>大きなコイが悠々と
新琴似12条16丁目の交差点。橋になっているところです。気温もわかる立派な時計があります。橋から下を見ると、マガモと共に大きなコイが泳いでいました。ちょっとゴミが多いのが気になりました。
>>より自然な姿に
交差点を過ぎたところから、安春川の様子がグッと変わってくる。草が生い茂るようになってきました。一見手入れされていないようですが、生き物はたくさんいます。発寒川へ近づくにつれ、より川本来の自然の姿に近づくようにされているのです。生き物はたくさんいるけど、草が生いしげり、ぬかるんでいるので、子どもだけで行くのは危険です。
>>発寒川に合流
札幌市と石狩市の境に安春川が発寒川に合流する地点がある。地域としては屯田のはじです。新琴似5条2丁目から始まった安春川の全長は4.7km。ここでゴールです。発寒川はその後、茨戸川と合流し、そこから石狩川・石狩湾へとそそいでいる。